防災セミナー

私は、災害恐怖症です。タイミングよく防災セミナーを発見すると、つい申し込みます。先日も、東京都防災セミナーに行ってきました。4回シリーズの3回目ですが、参加は初めてでした。テーマは、①首都直下地震への備え、②マンションの地震防災対策、の2つでした。すでに3回目のためか、特に②は、しぼったテーマで、専門的なお話もありました。

①では、実際の地震が起こった室内での映像が流されました。大きな揺れは、二度あります。P波(縦波)とS波(横波)です。1度目のゆれでは倒れなかった本棚も、2度目の揺れで、みごとに倒れてしまいました。比較的に揺れに強かったものは、揺れに対して垂直の状態で置かれているものでした。しかし震度7や6強では、1回目の揺れで持ちこたえても、2回目の揺れで倒壊することがわかりました。

そのため、常に物を厳選して住むことが大切だとわかりました。気をゆるめると、すぐに物が増える私としては、大きな課題です。また、備蓄品に関しては、「『日常備蓄』で災害に備えよう」と呼びかけていました。備蓄品として、通常の生活から切り離すのではなく、「食べる・買う」をサイクルの中に組み込んでしまうのです。そうすると、頭の中で、防災を意識することになります。

直近100年間では、関東地方は大きな地震が極端に少ないそうです。そのため、一度でも大きな地震があると、今度は、ひんぱんに地震が起こるようになるようです。それにもかかわらず地震に備える人は、少ない。それは、正常化の偏見すなわち「自分は大丈夫」と、自分にとって都合の悪い情報を無視ししたり、過小評価してしまう人間の特性のためだそうです。やはり、防災訓練は大切です。